60代で歯がボロボロな人は多い?原因と治療方法を歯科医師が徹底解説|のぶ歯科・歯ならび歯科|神戸市板宿駅の歯医者・矯正歯科・小児矯正・ボロボロの歯

医療コラム COLUMN

<この記事を監修した人>

歯科医師 丸橋伸行
のぶ歯科・歯ならび歯科の院長

2006年の開院以来、「歯がボロボロな方」を16,000人以上(2006年4月〜2024年12月実績)診療してきた豊富な経験と実績を持つ。 日本障害者歯科学会、日本臨床歯科CADCAM学会、日本デジタル矯正歯科学会、IDIA(国際口腔インプラント学会)に所属。 正確な診査・診断を徹底し、見た目の美しさだけでなく機能性や将来を見据えた、患者様に本当に適した治療を追求。矯正にも精通しており、幅広い専門知識と長年の経験に基づいた信頼性の高い情報を分かりやすく発信します。

60代で歯がボロボロな人は多い?原因と治療方法を歯科医師が徹底解説

「60代になって急に歯がグラグラしてきた」「鏡を見るとボロボロで、人前で笑うのが恥ずかしい」と悩んでいませんか?


実は、60代は人生のなかでもお口の環境が大きく変化するターニングポイントです。歯がボロボロの状態を放置すると、食事を楽しめないだけでなく、全身の健康を損なうリスクもあります。


本記事では、60代の口腔状況のリアルな現状から、原因、そして最新の治療の選択肢まで詳しく解説します。


ボロボロの歯でお悩みの方は、神戸市板宿駅の「のぶ歯科・歯ならび歯科」にご相談ください>


60代で歯がボロボロの方は多い?

「自分の歯がこんなにボロボロなのは自分だけではないか」と不安に思う必要はありません。統計的に見ても、60代は歯のトラブルが顕在化しやすい年代です。


60代で歯を失っている方の割合

厚生労働省の歯科疾患実態調査などのデータによると、60代の多くの方が何らかの形で歯を失っています。具体的には、60代前半では約9割、60代後半になるとほぼすべての方が1本以上の歯を失っているというデータもあります。


20代や30代の頃は虫歯一本の治療で済んでいたものが、60代に入ると連鎖的に歯が抜け落ちるケースが増え、結果として「ボロボロ」と感じる状態になりやすいのです。


60代が失っている歯の平均本数

成人の永久歯は、親知らずを除いて28本あります。60代前半の方の平均残存歯数は約24〜25本、60代後半になると約21〜22本程度まで減少します。つまり、平均して6〜7本程度の歯を失っている計算になります。


「8020運動(80歳で20本の歯を残そう)」という目標がありますが、60代はこの目標を達成できるかどうかの瀬戸際に立たされている年代と言えるでしょう。


数本の欠損を放置することで、残った歯に負担が集中し、雪崩を打つように他の歯もダメになってしまう「崩壊」が始まる時期でもあるのです。


60代で歯がボロボロを放置する方は少ない

一方で、60代の方は健康意識が高まる時期でもあります。定年退職などを機に「これからのセカンドライフを元気に過ごしたい」と考え、歯科医院を受診する方が非常に多いのが特徴です。


現役時代は忙しくて時間が取れず、応急処置を繰り返してボロボロになってしまった方も、60代という節目にしっかりと腰を据えて全体的な治療(フルマウス治療)を開始されます。


今のうちに適切な診療を受ければ、将来的に食事や会話に困らないお口を取り戻すことは十分に可能です。


60代で歯がボロボロになる主な原因

なぜ60代になると、急激に歯の状態が悪化してしまうのでしょうか。それには、長年の蓄積と身体の変化が関係しています。


生活習慣

60代で歯がボロボロになる最大の背景は、数十年にわたる生活習慣の積み重ねです。


過去に受けた「被せ物」や「詰め物」には寿命があります。長年使い続けることで二次的な虫歯(二次カリエス)が発生し、気づかないうちに内部で進行しているケースが多々あります。


また、喫煙習慣がある方は歯ぐきの血流が悪く、炎症が隠されがちです。さらに、糖尿病などの持病がある場合、お口の自浄作用や免疫力が低下し、一気に歯がボロボロになるスピードが加速します。


歯周病

「歯がボロボロ」と感じる主な原因の筆頭は歯周病です。


歯周病は、歯を支える骨が溶けてしまう病気ですが、痛みが出にくいため、気づいたときには手遅れ(抜歯が必要)ということが少なくありません。


60代は、長年の歯周病が重症化し、複数の歯が同時に揺れ始めたり、抜け落ちたりする「ドミノ倒し」のような状態になりやすい時期です。特に、歯ぐきが下がって露出した歯の根元は虫歯になりやすく、歯周病と虫歯のダブルパンチで歯が失われていきます。


加齢

加齢そのものも、歯を失うリスク因子となります。


年齢を重ねると唾液の分泌量が減少する傾向にあり、お口の中が乾燥しやすくなります(ドライマウス)。唾液にはお口を洗浄・殺菌する重要な役割があるため、唾液が減ることで細菌が繁殖し放題になり、虫歯や歯周病が急激に進行します。


また、長年の「噛み合わせ」による負担で歯にヒビが入ったり、摩耗したりすることも、歯を失う原因となります。


このように、生物学的な変化が避けられないからこそ、プロによる専門的なケアが必要になるのです。


歯がボロボロな60代の方におすすめの治療方法

「歯がボロボロで、どこから手を付ければいいかわからない」という場合でも、現代の歯科医療にはさまざまな選択肢があります。患者さんのライフスタイルやご予算に合わせた代表的な3つの方法をご紹介します。

治療費の目安はこちらで紹介しています>


インプラント

インプラントは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根(チタン製)を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。


特徴

最大のメリットは「自分の歯に近い感覚で噛める」ことです。周囲の健康な歯を削る必要がなく、見た目も極めて自然です。


総入れ歯に近い状態の方でも「オールオンフォー」などの手法により、数本のインプラントで全ての歯を支えることも可能です。


費用・期間

自由診療(保険外)となるため、費用は1本あたり30万円〜50万円程度が目安です。


治療期間は、骨とインプラントが結合するのを待つ必要があるため、3ヶ月〜半年、症例によっては1年程度かかることもあります。


ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣にある歯を削って土台にし、橋を架けるように一体型の被せ物を装着する方法です。


特徴

固定式なので違和感が少なく、入れ歯のように取り外して洗う手間がありません。


保険適用の範囲内で治療できるケースも多く、比較的安価に、かつ短期間で見た目と機能を回復できます。


ただし、土台となる歯を削る必要があり、その歯に大きな負担がかかるというデメリットがあります。


費用・期間

保険診療の場合、3割負担で数千円〜2万円程度。治療期間は1ヶ月〜2ヶ月程度と比較的短めです。


自由診療でセラミック素材などを選択すれば、より美しく長持ちしますが、費用は10万〜30万円程度になります。


入れ歯

多くの歯を失っている場合、最も一般的で歴史のある選択肢が入れ歯です。


特徴

手術の必要がなく、全身疾患がある方でも安心して適応できます。


保険適用の入れ歯は安価に作れますが、装着時の違和感や「噛む力」が弱くなる傾向があります。


自由診療(自費)の入れ歯であれば、金属バネのない「ノンクラスプデンチャー」や、裏側にシリコンを貼った痛くない入れ歯、磁石で固定するものなど、装着感や審美性に優れた選択肢が豊富にあります。


費用・期間

保険診療なら数千円から数万円。自由診療の場合は、部分入れ歯で15万〜30万円、総入れ歯で30万〜60万円程度が目安です。


製作期間は、型取りから装着まで通常1ヶ月〜3ヶ月程度です。


ボロボロな歯の治療費については、こちらで詳しく解説しています>


歯がボロボロで悩んでいる60代の方は、神戸市須磨区ののぶ歯科・歯ならび歯科にご相談ください

のぶ歯科・歯ならび歯科の外観写真

「歯がボロボロすぎて、歯医者に行くのが恥ずかしい」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、私たちはこれまで多くの同じような悩みを持つ患者さんと向き合ってきました。決して放置を責めることはありません。


神戸市須磨区ののぶ歯科・歯ならび歯科では、一人ひとりの患者さんの不安や心配に寄り添い、現在の状態からどのように健康なお口を取り戻せるか、最適な治療プランを丁寧にご提案いたします。


また、当院では参加無料の矯正相談会も定期的に実施しております。


失った歯を補うだけでなく、全体の噛み合わせを整えることで、10年、20年先まで自分の口でおいしく食事ができる未来を一緒に目指しましょう。まずはお気軽にご予約ください。


あなたの勇気ある一歩を、スタッフ一同お待ちしております。


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