”歯がボロボロ”は遺伝する?遺伝しやすい要因と、遺伝以外でボロボロになる原因|のぶ歯科・歯ならび歯科|神戸市板宿駅の歯医者・矯正歯科・小児矯正・ボロボロの歯

医療コラム COLUMN

<この記事を監修した人>

歯科医師 丸橋伸行
のぶ歯科・歯ならび歯科の院長

2006年の開院以来、「歯がボロボロな方」を16,000人以上(2006年4月〜2024年12月実績)診療してきた豊富な経験と実績を持つ。 日本障害者歯科学会、日本臨床歯科CADCAM学会、日本デジタル矯正歯科学会、IDIA(国際口腔インプラント学会)に所属。 正確な診査・診断を徹底し、見た目の美しさだけでなく機能性や将来を見据えた、患者様に本当に適した治療を追求。矯正にも精通しており、幅広い専門知識と長年の経験に基づいた信頼性の高い情報を分かりやすく発信します。

”歯がボロボロ”は遺伝する?遺伝しやすい要因と、遺伝以外でボロボロになる原因

「毎日しっかり磨いているつもりなのに、すぐに虫歯ができる」「親も歯が悪かったから、自分もボロボロになるのは遺伝のせい?」と悩んでいる方は少なくありません。


鏡を見るたびにため息をついてしまうような状態でも、その原因を正しく理解すれば、改善の糸口は必ず見つかります。


本記事では、歯がボロボロになる現象と遺伝との関わり、そして遺伝以上に影響を及ぼす生活習慣などの要因について詳しく解説します。


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”歯がボロボロ”は遺伝する?

「虫歯になりやすい体質」自体は、遺伝的な要因が関わっていることがあります。しかし、厳密に言えば「虫歯そのもの」が親から子へ遺伝することはありません。


歯がボロボロになるのは、歯の硬さや唾液の質といった「遺伝しやすい要素」に加えて、家族で共通しやすい「食生活や衛生習慣」といった環境要因が組み合わさった結果です。


つまり、遺伝的なリスクがあったとしても、適切な予防と治療を行えば、健康な歯を保つことは十分に可能です。


歯がボロボロになる原因として、遺伝しやすいもの 

遺伝が関係している場合、主に「お口の中の環境」や「歯の器質」が影響しています。自分自身の体質を知ることは、効果的なケアへの第一歩です。 


歯並び

顎の大きさや歯のサイズは遺伝しやすいため、歯並びも親に似ることが多いです。


歯が重なり合っている「叢生(ガタガタ)」などの不正咬合があると、どうしても歯ブラシが届かない死角が生まれます。


その隙間にプラーク(歯垢)が溜まり続けることで、特定の場所から虫歯や歯周病が進行し、気づいたときには歯がボロボロになっているケースがあります。 


唾液量

唾液には、お口の中の酸を中和し、溶け出したエナメル質を修復する「再石灰化」の働きがあります。


この唾液の分泌量や、酸を中和する能力(緩衝能)の強さは遺伝的な影響を受けます。


もともと唾液が少ない体質の方は、お口の中が酸性に傾きやすいため、虫歯菌の活動を抑えにくく、歯が溶けやすい傾向にあります。 


歯質

歯の表面を覆う「エナメル質」の硬さや厚み、密度にも個人差があり、これらは遺伝の影響を受けます。


遺伝的にエナメル質が薄かったり、構造が弱かったりする「エナメル質形成不全」などの場合は、一般的な歯に比べて非常に虫歯の進行が早く、少しの不摂生で歯がボロボロになりやすいというリスクを持っています。 


遺伝以外で歯がボロボロになる原因

実際には、遺伝よりも「後天的な要因」によって歯がボロボロになるケースの方が圧倒的に多いのが現実です。以下の習慣に心当たりはないでしょうか。 


歯がボロボロになる原因と、治療法、放置するリスクをこちらで解説しています>


食生活

甘いものや炭酸飲料を好む習慣はもちろん、特に「だらだら食い」が大きな原因となります。


食事のたびにお口の中は酸性になり歯が溶け始めますが、時間を空ければ唾液が修復してくれます。


しかし、常に何かを口にしていると、唾液による修復が追いつかず、歯が溶け続ける「脱灰」の状態が続いてしまいます。 


歯磨きの方法・頻度

「磨いている」と「磨けている」は異なります。回数が多くても、歯の隙間や歯茎との境目にブラシが当たっていなければ、細菌は繁殖し続けます。


また、デンタルフロスや歯間ブラシを使わない習慣も、歯の間からボロボロになる大きな要因です。 


喫煙習慣

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、歯茎への血流を悪化させます。


これにより歯周病が急速に進行し、痛みがないまま歯を支える骨が溶け、最終的に歯が抜け落ちてボロボロになる原因となります。


また、喫煙者は唾液の分泌も抑えられるため、虫歯リスクも倍増します。 


歯科治療不足

「痛くないから」と小さな虫歯を放置したり、過去の治療を途中でやめてしまったりしていませんか? 


被せ物が取れたままの歯は非常に弱く、そこから二次的な虫歯が広がり、最終的には抜歯せざるを得ない状態まで悪化します。 


ストレス

過度なストレスは自律神経を乱し、唾液の分泌を減少させます。


また、無意識の「食いしばり」や「歯ぎしり」を引き起こし、歯に目に見えないヒビ(マイクロクラック)を入れたり、歯をすり減らしたりして、物理的に歯をボロボロにしてしまうことがあります。


常用薬の副作用

持病のために服用している薬(血圧の薬、抗うつ薬、鎮痛剤など)の中には、副作用として「口の渇き」を引き起こすものが多くあります。


唾液が減ることで、お口の自浄作用が低下し、虫歯が急激に増えることがあります。 


全身疾患

糖尿病などの全身疾患は、免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる代表的な要因です。お口と全身の健康は密接に関わっており、体の不調が歯の崩壊を招くことも少なくありません。 


歯がボロボロの方への治療詳細はこちら> 


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