お子さんの歯並びが気になり始め、「プレオルソ」という言葉を耳にした親御さんも多いのではないでしょうか。
取り外しができるマウスピース矯正として人気ですが、一方で「効果がなかったらどうしよう」「失敗したという噂を聞いて不安」という声も少なくありません。
本記事では、プレオルソで失敗してしまう具体的な原因から、後悔しないための予防策、さらには信頼できる歯科医院選びのポイントまで、専門的な視点で分かりやすく解説します。
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【前提】プレオルソとは
プレオルソとは、永久歯に生え変わる前の段階(混合歯列期)に使用する、柔らかいシリコンのような素材でできた「マウスピース型矯正装置」です。
一般的なワイヤー矯正のように「歯を直接引っ張って動かす」のではなく「口周りの筋肉のバランスを整える」ことで、間接的に歯並びを改善していくのが大きな特徴です。
具体的には、舌の位置を正しい位置(スポット)へ導いたり、口呼吸を鼻呼吸へと促したりすることで、顎の健やかな成長をサポートします。
装置は、既製品を歯科医院で調整して使用するため、インビザラインなどのカスタムメイド装置に比べて比較的安価に始められるメリットがあります。
日中の1時間と就寝時のみの装着で済むため、お子さんの負担も少ない治療法です。
プレオルソで失敗してしまう原因
プレオルソは非常に優れた装置ですが、すべてのお子さんに万能というわけではありません。失敗と感じてしまう主な原因を5つ挙げます。
装着時間を遵守していない
プレオルソの最大の失敗原因は「装着不足」です。取り外しができる点はメリットですが、逆を言えば「着けなければ全く効果が出ない」ということです。
日中1時間と寝ている間の装着が基本ですが、お子さんが嫌がったり、寝ている間に無意識に外してしまったりして、必要な時間が確保できないと歯列の改善は進みません。
口腔悪習癖が治っていない
プレオルソの目的は、歯並びを悪くしている根本原因(口呼吸、異常な飲み込み方、指しゃぶり、舌を出す癖など)を改善することにあります。
装置を口に入れている間は筋肉の訓練になりますが、外している時間に相変わらず口をポカンと開けていたり、舌で歯を押し出したりする癖が強く残っていると、装置の効果が相殺されてしまい、改善が見られません。
治療開始時期が不適切
プレオルソには「適齢期」があります。顎の成長を利用する治療法であるため、一般的には5歳〜10歳頃の、永久歯が生え揃う前が最も効果的です。
成長が止まってから、あるいは永久歯がほぼ並びきった後に開始しても、骨格的な変化を期待することは難しく、「思うような結果が出なかった」という失敗につながりやすくなります。
矯正期間中に虫歯になった
マウスピースを装着している間は、唾液によるお口の自浄作用が低下します。
装着前に歯磨きを怠ったり、甘い飲み物を飲んだ後にすぐ装置を着けたりすると、虫歯のリスクが急増します。
重度の虫歯になると、矯正治療を中断して虫歯治療を優先しなければならず、その間に歯並びが元に戻ってしまう(後戻り)ケースがあります。
重度の不正咬合で適応できなかった
プレオルソはあくまで「成長を利用した予防矯正」の側面が強い治療です。
骨格的なズレが非常に大きい場合や、歯が重なり合って生えている重度の乱ぐい歯などの場合、プレオルソ単体では改善しきれないことがあります。
症例の見極めが不十分なまま治療を開始すると、後に「結局ワイヤー矯正が必要になった」という事態になり、失敗したと感じる原因になります。
プレオルソのメリット・デメリット、適応症例について、こちらの記事でご紹介しています>
プレオルソの失敗を防ぐには
せっかく始めた治療を無駄にしないために、ご家庭で取り組める予防策をご紹介します。
装着時間を守る
まずは決まった装着時間を習慣化することが第一です。
例えば「学校から帰ったら宿題をしながら1時間装着する」といったルーチンを決めましょう。カレンダーにシールを貼るなど、お子さんのモチベーションを維持する工夫も効果的です。
口内を清潔に保つ
装着前には必ず丁寧な歯磨きを行いましょう。また、装置自体も毎日水洗いし、定期的に専用の洗浄剤で除菌することで、不快な臭いや汚れを防げます。
清潔な状態を保つことは、お子さんが装置を嫌がらないためにも重要です。
口腔悪習癖を改善する
装置を着けるだけでなく、お口の周りの筋肉を鍛えるトレーニング(あいうべ体操やMFT:口腔筋機能療法)を併用することをおすすめします。
「鼻呼吸ができているか」を日常的にチェックし、正しい習慣を身につけることが成功への近道です。
装着しながら会話する
日中の装着時間中に、装置をつけたままおしゃべりをする練習をしてみましょう。
プレオルソを噛んだ状態で発音しようとすることで、舌の筋肉や口の周りの筋肉がより効率的に鍛えられ、治療効果を高めることができます。
寝る際は口にテープを貼る
就寝中に装置が口から外れてしまうお子さんの場合、市販の「マウステープ(口閉じテープ)」を併用するのが有効です。
口が開かないように物理的にサポートすることで、朝までしっかり装置を保持でき、同時に鼻呼吸の習慣づけにもなります。
プレオルソで失敗しない歯科医院の選び方
プレオルソ治療の成否は、歯科医院選びにかかっていると言っても過言ではありません。以下の3つのポイントを基準に選んでみてください。
小児矯正の実績が豊富である
プレオルソは既製品を使いますが、その調整(フィッティング)には専門知識が必要です。
多くのお子さんの症例を見ている歯科医師であれば、お子さん特有の癖や成長段階に合わせた、的確なアドバイスが可能です。
小児矯正の方法を複数から選べる
「何でもプレオルソで治す」というスタンスではなく、ワイヤーなどの固定性装置のような、他の選択肢も提示してくれる医院を選びましょう。
プレオルソが適応外と判断された場合に、別の最適なプランを提案してもらえる環境が望ましいです。
コミュニケーションに違和感がない
小児矯正は年単位の長い付き合いになります。お子さんが楽しく通える雰囲気か、親御さんの不安に対して真摯に答えてくれるか、といった相性は非常に重要です。
説明が丁寧で、メリットだけでなく、リスクもきちんと話してくれる医院は信頼できます。
プレオルソでの失敗に不安がある方は、神戸市須磨区ののぶ歯科・歯ならび歯科にご相談ください
お子さんの将来の笑顔を守るための矯正治療。プレオルソで本当に効果が出るのか、自分のお子さんに合っているのか、不安になるのは当然のことです。
神戸市須磨区ののぶ歯科・歯ならび歯科では、お子さん一人ひとりの成長段階や顎の状態、さらにはライフスタイルに合わせた最適な矯正プランをご提案しています。
「失敗したくない」という親御さんの想いに寄り添い、丁寧なカウンセリングを徹底しております。
当院では、参加無料の「こども矯正相談会」も随時実施しています。無理な勧誘は一切ございませんので、まずは現在の歯並びの状態を知ることから始めてみませんか?
まずは一度、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。スタッフ一同お待ちしております。
プレオルソの費用相場について、こちらの記事でご紹介しています>
